2016-04-20

「蜘蛛の糸」がつないだご縁


4月17日、大人気作曲家・木下牧子先生の作品コンサートを主催いたしました。満場のお客様、素晴らしい出演者の皆さん、そして自らトークに出てくださった木下先生と、その魅力的な作品の数々に心から感謝いたします。今回は色々なご縁が重なって、公演ができました。つないでくださった方々にもお礼申し上げます。
演奏会前半は木下先生の歌曲を、詩の朗読とともに。合唱曲にもなっている人気曲を、ソプラノ・駒井ゆり子さんとピアニスト・榊原紀保子さんが熱演。朗読は、元NHKアナウンサーの村松真貴子さんでした。言葉を味わい、音楽を楽しむという幸せなひとときでした。
後半は、ソプラノ&語り、クラリネット、ピアノによる音楽物語「蜘蛛の糸」。芥川龍之介の言葉を、木下先生が音で描いた素敵な作品です。糸がピアノで表されているところや、極楽の情景など、うっとりしてしまいました。素晴らしいクラリネットを演奏してくださったのは、草刈麻紀さん。
なお、今のところ、お客様からいただいている感想で一番多いのは「ソプラノ・駒井さんがお釈迦様に見えました」です。確かに、うっかり拝みそうになりました(笑)。
終演後、木下先生とお話させていただきながら、大学時代に初めて先生の合唱曲を聴いたときの衝撃を思い出していました。本当に毎日毎日聴いたものです(以前書いたエッセイ)。ご本人とこうしてご一緒させていただける日が来るなんて、人生はなんと不思議なことか。本当に有難いです。
この「蜘蛛の糸」という素敵な作品から、今後新たなご縁がたくさん生まれることを願っています。

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